featured image

倉庫の設定その1

倉庫マスタの設定方法について説明します。

ハートコンピュータ企画販売部 ハートコンピュータ企画販売部 Wed Dec 27 2023 00:00:00 GMT+0000 (Coordinated Universal Time) 4 min read

目次

  • 概要
  • 定義
  • 倉庫マスタの設定

概要

正確な酒税申告を行うためには、酒税法上の酒類の保管場所について理解し、現場・現物・現実の三現主義に基づいた在庫管理が必要です その上で、基本となる倉庫マスタの設定について説明します。

定義

[倉庫(souko)]
当該システムにおける倉庫は、酒類を保管するための場所を指します。課税前と課税後の酒類は、区別して保管する必要があります。課税後の酒類は、酒税法に基づく『酒類蔵置所』に該当します。

[酒類製造場 (Shurui Seizoujyou)]
目的: 酒類の製造を行う施設です。
特徴: 酒税法の下で運営され、酒類製造に必要な設備や技術が備わっている必要があります。
当該システムにおいては、工場として設定します。

[酒類蔵置場 (Shurui Zochiba)]
目的: 酒類製造者や販売業者が自製酒を保管するための場所です。
特徴: 酒税法に基づく管理下で運営され、特定条件下で酒類の詰め替え可能です。
当該システムにおいては、工場として設定します。

[保税蔵置場 (Hozai Zochiba)]
目的: 輸入手続き未済の外国貨物や輸出目的の貨物を一時保管する場所です。
特徴: 関税法に基づいて設置され、税関の監督下で運営されます。

[酒類蔵置所 (Shurui Zochidokoro)]
目的: 酒類販売業者が酒類の荷受け、保管、発送を行う場所です。
特徴: 酒類の仕入れや販売行為は不可で、主に保管と発送に用いられます。

倉庫マスタの設定

酒類を保管するための場所は、建屋全体または建屋内の特定エリアのいずれかです。どちらの場合も、倉庫として設定可能です。

例えば、建屋全体を倉庫として設定する場合、その倉庫コードは「倉庫コード=在庫集約倉庫コード」となります。 また、複数の建屋内エリアを纏め、倉庫として設定する場合は、在庫集約倉庫コードで紐付けを行います。

image image